
青森シャモロックとの出会い
私の家は永らく土建業を営んでいて、私もそこで社員として働いていたのですが、長引く不況で事厳しい経営状態が続いていました。異業種参入を果たす同業者も増えていくなか、私たちも新しい活路を模索していたところに、平成15年に青森県が『攻めの農林水産業』のスローガンのもと、農産物拡販のための大々的な振興策を打ち出したことが、一つの大きな転機となりました。
自分の住む町に、こんなおいしい地鶏があったのか!

その主力アイテムの一つに挙げられていたのが青森シャモロックでした。その誕生の地が、私と同じ五戸町にある旧青森県養鶏試験場であることがわかると、なんだか急に親しみがわいてきたんですね。
どんな鶏肉なのかと気になって、さっそく鶏汁にして食べてみたのですが、その味は本当に衝撃的でしたね。今まで食べてきたどんな鶏肉とも違う濃厚な味わいと、体中に染み渡るような飽きの来ないスープに一発で惚れこんでしまいました。

まずは養鶏場から立ち上げた
平成15年、青森シャモロックの生まれ故郷でもある五戸町の青森県養鶏試験場が上北郡野辺地町に移転したため、その跡地には使われなくなったたくさんの空き鶏舎がされていました。

農場も何も持たない私たちにとってこれ以上の場所はないと思い県に掛け合ってみたところ、快く使用を許可してもらうことが出来たのは本当に奇跡でした。
築年数が相当経っていたので、補修や改修をする必要はありましたが、ともかくこれで青森シャモロックの雛を受け入れる場所は確保することができたのです。
そして念願の「食鳥処理場」建設へ
出荷開始当初、食鳥処理は近隣の処理場へ依頼していましたが、この事業を成功させるためには自社の処理場を持つことが必要不可欠だと考えていました。
それには多額の資金も必要となるわけですが、当時国が推進していた『アグリチャレンジャー支援事業』への補助金交付申請を粘り強くおこない、平成17年暮れに、ついに青森シャモロック専用の食鳥処理場が完成しました。これによって、生産から処理、販売までの一貫体制が整いました。

オリジナルの商品開発にも着手しています
当社の処理場には、食鳥処理の設備だけではなく食品加工の機器も備わっています。一人でもたくさんのお客様に青森シャモロックの存在を知ってもらい、なおかつ口に運んでもらうためには、やはり商品のバリエーションは多いほうが良いとの考えからです。

現在、プリンやチーズケーキ、一連の燻製商品は、すべて自社で作っています。素材の特性を活かした付加価値のある商品を目指して、これからも積極的に取り組んでまいります。
「青森シャモロックは、郷土の誇りなんです」

直売所「鶏太郎」(本社そば)
こうして私が青森シャモロックと深く関わるようになったのも、きっと何かの縁だと思っています。最初の出会いのときに感じた親しみは、青森シャモロックのことを知れば知るほど、ますます深まってきていますね。
世間からも着実に注目を集める存在になってきている様子は、まるで自分の子供の成長を見ているような頼もしい気分になります。
この五戸町から全国へと羽ばたいていく彼らを見守ることができるということは、同じ土地で生まれ育った私にとっても、誇らしいことこの上ないのです。

催事にも参加しています
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